事前に確認!犬の保険の補償内容

1.犬の保険の特徴

犬の保険の最大の特徴は、保険料が体の大きさや犬種によって大幅に異なることです。

一般的に小型犬とされるチワワと、大型犬に分類されるシベリアンハスキーの保険料を比較した場合、後者の方が高くなります。これは、同じ治療を施しても後者の方が医療費がかかる傾向があるためです。

また、犬の平均的な寿命は近年の医療の発展、生活環境の改善などもあって伸びており、小型犬から大型犬まで飼い主が支払う保険料が高齢化によって高くなっているという事実もあります。

一般社団法人ペットフード協会の「平成30年 全国犬猫飼育実態調査」によると、2018年犬の平均寿命は14.29歳となっていますが、これはあくまでも平均であり、18歳や19歳になって生きている犬も少なくないことを示しています。

特に高齢の大型犬となると、その保険料は家計を逼迫する可能性もあるので、補償内容については特に検討を重ねる必要があるでしょう。

2.犬の補償内容で特に確認すべきポイント

ここでは、犬の補償内容で特に確認すべき3つのポイントについてご紹介していきます。

ポイント1.補償割合を確認する

先ほどご紹介したように、大型犬や犬種によっては医療費が大きな経済的負担となってしまうこともあるため、愛犬の健康状態などを考慮して、慎重に補償割合を決めるようにしましょう。

補償割合が高いほど診療の際の自己負担額が減るものの、支払う保険料は高くなる傾向にあります。

ポイント2. 発症率の高い症例の補償を確認する

加入前に必ず確認しておきたいのが、その犬種に発症率が高い症例が補償されるかどうかです。

ほとんどのペット保険では、小型犬から大型犬まで、かかりやすい病気は補償の対象内となっていますが、一部の病気は補償の対象外になっています。 事前にホームページなどで確認しておくと、加入後に発生した医療費が補償の対象外だったというトラブルを未然に防ぐことができます。

それでも症例についてわからないことがある場合は、保険を提供している会社に問いあわせて疑問を解決しましょう。

ポイント3.付帯サービスを確認する

補償内容をさらに充実したものとするためには、付帯サービスを確認し、それを有効に活用することが不可欠となります。

例えば、愛犬のことをいつでも電話相談できるサービスを提供している保険であれば、ちょっとした症状やしつけに関する質問などを、獣医師にすることができます。

3.犬の補償内容で見落としがちな点

確認すべきポイントがわかったところで、次は補償内容で見落とされがちな点をご紹介します。

支払限度額・免責金額(自己負担額)

通院が長引くケースもあるため、保険期間中の保険金の支払限度額や保険金支払い回数1回あたりの限度額といった保険金支払いに関する決まりを見落とさないようにしましょう。

実際に、日本獣医師会の「家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)」によると、動物病院の利用頻度は、種類別で犬(大型犬)が年平均10.1回と、猫の年平均6.9回を大きく上回っています。

免責金額(自己負担額)が設定されているペット保険は、免責金額の設定されていないものより保険料が安いことが多いですが、免責金額を含むトータルの補償内容をしっかり精査してから選びましょう。

補償割合

補償割合は治療にかかった費用の何%が保険金として支払われるかを示す数字で、補償内容の肝といえる要素ですが同時に見落とされがちな要素でもあります。

補償される割合は、30%、50%、70%、100%など様々です。一般的に、補償割合が高いほど診療の際の自己負担額が減るものの、その分支払う保険料は高くなります。

大型犬(超大型犬含む)と暮らしている方にとって補償割合は特に見落とせない要素となります。 大型犬ではサイズで保険料が高くなることから、補償割合との兼ね合いが難しくなります。そのため、どうすれば生涯保険料を支払い続けられ、愛犬の健康状態に合わせた医療を選択できるかをしっかり考える必要があります。

慢性疾患への対応

一般的に犬も高齢化すると、人間と同じようにがんなどの慢性疾患にかかりやすくなります。

保険会社や商品、プランによっては、慢性疾患にかかると次年度の更新から保険の内容が一部変更になることもあるため、事前に確認するようにしましょう。

4.まとめ

今回は、補償内容で特に確認すべきポイントや見落としがちな点などについてご紹介しました。

犬の保険料は年齢があがるにつれ高くなり、猫のように一律でない傾向にあります。

だからこそ、保険を検討する時には、補償の範囲や補償内容をしっかり確認しましょう。