怖いペットの熱中症、その症状は?もしかかってしまったらどうする?

犬も猫も人間のような発汗する汗腺が全身になく、わずかに肉球などで発汗する程度。
あとはパンティング(口でハァハァすること)や、猫であれば身体を舐めてその気化熱で体温を拡散するといわれています。いずれにせよ体温調整はあまり得意ではないのです。
ですので、人間以上に熱中症の危険にさらされているといえます。
熱中症にかかったペットの症状としては、ぐったりとしてハァハァと激しくあえぐ、大量によだれが出る、脈の上昇、体温の上昇などがあります。
ひどい場合にはおう吐や下痢、けいれんなどを起こすことも。
こういった症状が出て熱中症が疑われる場合は、とにかくすぐに身体を冷やすことです。
涼しい場所で濡れタオルを何回もかえて全身を冷やす、バスルームで水をかけるなどすぐに対処してください。とくに、脇の下や内股など太い血管がある部位が効果的です。
そして移動ができそうになったら、なるべく早く獣医師に診てもらうことが大切です。

予防1)留守番のときもエアコンは必須

ペットもこの時期、室内にいても熱中症にかかる危険があります。
お留守番のときもエアコンは必ずかけていくようにしましょう。外気と気温差がありすぎてもよくありませんので、設定温度は27~28℃ぐらいであれば十分です。
ちなみに人間のように全身に汗腺がない犬や猫にとって、扇風機は体温調整としてあまり効果がありません。汗に風があたることで体温を下げる、ということができないからです。
けれど、室内の空気の流れをつくるという意味では有効です。

予防2)室内に涼しいコーナーを作る工夫を

夏になると、玄関のたたきやバスルームで昼寝をするペットって多いですよね。
ワンちゃんやネコちゃんも、本能的に身体を冷やしてくれる場所を探しています。
エアコンを作動させていても、日光が直接あたる場所は体温の上昇を招きます。寒い時期は日向に置いていたお気に入りのペット用ベッドなどは、日があたらない場所に移動してあげてください。
身体の熱を吸収してくれる市販のペット用クールマットなども有効ですし、人間用の冷感マットや冷感寝具などを利用するという手もあります。
また、ケージで寝る子などにはケージの奥などに、中の水を凍らせたペットボトルなどを置いておくというアイデアも。
涼しく気持ちよく過ごせる場所を、ぜひ作ってあげてください。

予防3)お散歩時間にもサマータイム導入を

灼熱の日差しの中のお散歩は本当に危険です。身体が地面に近いワンちゃんにとって、アスファルトの照り返しなどはより熱く感じるのです。
また、焼けたアスファルトで肉球を痛めてしまうことも。
お住まいの地域の気温にもよりますが、真夏の時期のお散歩は朝は5~6時台、夜は21時以降ぐらいにシフトするのが無難です。
お散歩のときにはよく冷えた飲み水を必ず持参すること。またカートやペットキャリーに入れて移動する場合は、保冷剤や凍らせた水を入れたペットボトルなどをタオルに包んで入れておくのもよいでしょう。
その際、間違って囓ってしまわないよう注意してくださいね。
また、夏用のペット服などを利用してみてもいいかと思います。着せる前に水に濡らして気化熱で身体を冷やすタイプの素材のものなどが多数市販されています。

予防4)なるべくお水をたっぷり取らせる工夫を

お水の摂取は体温を下げるのにとても有効です。お留守番のときなどは何カ所かにたっぷりと新鮮なお水を置いておくようにしましょう。
年々暑さが増しているような気がする日本の夏。ワンちゃんやネコちゃんにとってもつらい季節ですが、少しでも快適に、健康的に過ごせる工夫をして、猛暑を乗り切りましょう!