◆尿結石の発生率が7.7倍!
シュナウザーは尿結石ができやすいことで有名です。発生率はほかの犬種に比べて7.7倍といわれています。尿結石ができる条件は、
・飲水量の低下
・ドッグフードのミネラルバランスが合っていない
・体質
などと言われています。
もともと飲水量の少ないミニチュア・シュナウザーは、尿結石のリスクが高い犬種として知られています。 ミニチュア・シュナウザーを飼っている人なら、動物病院で説明を受けた人も多いでしょう。 また、尿結石に類似した疾患として、膀胱炎や胆泥症、胆石などにも注意が必要です。 体質を変える事はムリでも、飲水量を増やしたり適切なドッグフードを選んであげる事は可能です。 一度、尿結石になってしまうと何度も繰り返してしまう可能性が高いので、愛犬のためにも予防を徹底しましょう。
◆尿結石には肥満が大敵!
これは尿の中の成分が結晶化してそれが次第に大きくなることで尿の通過を悪くしたり、膀胱炎などを引き起こす病気で、運動不足や肥満、ストレスなども発症を促す要因となります。
運動量が多く活発なのが、ミニチュア・シュナウザーの持ち味。 本来なら、カロリー消費も高いのですが、室内飼いの場合はどうしても運動不足になってしまうケースが多いようです。 体格の割に食欲が旺盛なのも、肥満になりやすい犬種と言われる由縁でしょう。 肥満が尿結石の要因である事から、日常的なフードコントロールが重要です。 また、せっかく厳選したドッグフードを選んでも、カロリーや塩分の高いおやつや人間の食べ物を与えてしまっては意味がありません。 おやつ類は、あくまでしつけの範囲内であげるのが賢明です。
◆食事の特徴♪
人間の場合は、雑食なので、炭水化物が多いのに対し、ミニチュアシュナウザーは、タンパク質が中心で、逆に塩分は人間の20分の1しか必要ないといわれています。
最近では、ミニチュア・シュナウザー専用のドッグフードが販売されています。 中には、尿結石の予防に効果的と謳われているタイプも! ですが、キャッチコピーを鵜呑みにせずに、成分表示の確認をきちんとすることをオススメします。 塩分が少ない物を選びましょう。 判断が付かないという場合は、獣医にアドバイスを求めると安心です。
◆低血糖の食事で体重コントロール♪
サツマイモは消化が良く、ゆっくりエネルギー燃焼できる低血糖値の状態を保ちます。
低血糖値の食事は、食欲をコントロールし長時間空腹を感じない為、体重のコントロールがしやすく、肥満予防になります。
犬向けのご飯によく使われるお馴染みの食材、サツマイモ。 獣医が考案するレシピサイトでも良く見かけます。 ヒューマングレードや、無添加をウリにしているドッグフードにもサツマイモが使われる事が多いようです。 ですが、サツマイモそのものを主食にするのは良くありません。 バランス重視の食事が鉄則です!
◆クランベリーで健康な尿路を維持♪
クランベリーは尿中の水素イオン指数を下げ、健康的な尿路を維持し、抗酸化作用にも優れています。
尿のpHを調節すると言われているクランベリー。 健康な尿路を保つ必要があるミニチュア・シュナウザーには、うってつけです。 無添加を謳っているドッグフードに取り入れられている事も少なくありません。
◆尿路疾患の専用フード♪
日頃から水分をよく摂取するように心がけます。
尿路疾患用の専用フードがありますので、日頃から食事管理を行うとより効果的です。
必要な栄養素は、犬種によって違ってきます。 近年では、その特徴を活かして必要な栄養素を盛り込んだ犬種別ドッグフードも人気です。 その上を行くのが、疾患に合わせた専用フード。 尿結石を患ってしまった!一歩手前の予備軍と言われた!…そんな時は、 獣医と相談の上、尿路疾患の専用フードを検討してみるのも良いでしょう。
◆こんな時はすぐ病院へ!
頻繁にトイレに行くようになったり、血尿や排尿困難が認められるようならすぐに病院で見てもらう必要があります。
尿結石を未然に防ぐには、ミニチュア・シュナウザーが発しているサインに気付いてあげる事が重要です。 上記のサイン以外にも、 ・排尿の回数は多いが量は少ない ・尿の匂いがきつくなった ・尿の色が濃い など、気になる事を見つけたら、迷わず獣医に相談しましょう。 取り越し苦労なら逆に安心だ、というスタンスで構いません。 愛犬に健やかに生活してもらうために、日々の行動をよくチェックしてあげましょう!