万が一の時に活躍する、ドライブレコーダー

これまで一度でも事故を経験した人ならわかると思いますが、どんな事故でも現場では動転して事故が発生したときの状況を冷静に説明できないもの。警察に事情を説明する際は、当事者同士が少しでも自分が有利になるような話をしてしまう可能性もあるので、いつまで経っても事故が解決しないということもあります。 近年急速に普及が進んでいるドライブレコーダーは事故が発生したときの状況を客観的に記録してくれるため、万が一の事故の際にも当事者同士で確認しやすくなります。また、あおり運転をはじめとする危険行為に遭遇した際も相手の車のナンバープレートなどを記録できるので、トラブルの解決に役立ちます。 今、ドライブレコーダー市場は急成長しており、各社からさまざまなタイプが発売されています。機能や価格もさまざまな。選ぶ際は、まず以下のポイントに注目してみましょう

形状は大きく3種類。画角や解像度にも違いが

ドライブレコーダーにはさまざまなタイプがあり、それぞれメリットがあります。フロントガラスが小さい小型車はカメラが大きいと視野が遮られやすくなるなど、車とのマッチングもあるため、どれが自分の車に適しているかをショップの人に相談しながら決めてみましょう。 また、価格により録画性能も変わってきます。どのくらいの範囲を録画できるか、どのくらいキレイな映像を録画できるかなどをカタログを見たりショップの人に確認しましょう。

形状

カメラ一体型

▲ジェネシス/DGP-EDR01/価格:1万2800円(税別) カメラとボディが一体になったタイプで、設置の際にケーブルの引き出しが少なく手軽に使えるというメリットがあります。また、カメラ一体型はディスプレイのサイズが大きくなるほどボディが大きくなるというデメリットも。

カメラ分離型

▲ECLIPSE/DREC4000/実勢価格:約3万円 カメラとボディが分かれているタイプ。カメラが小さいのでフロントガラスが小さな小型車でも運転中に視界の中で邪魔になりにくいというメリットがあります。一方でボディとカメラが別なので、配線の引き回しに工夫が必要です。

ミラー型

▲YOKOO/YO-550/実勢価格:約1万2000円 カメラ一体型の一種で、ルームミラーにカメラを取り付けるタイプ。ミラーの裏側にカメラがあるのでカメラが視界を妨げることがありません。その代わり、ドライバーが変わってミラーを動かしたときは、カメラの角度も調整する必要があります。 また、ドライブレコーダーを選ぶ際はカタログや店頭で以下の部分をチェックしましょう。 ・画角 カメラが録画できる範囲を表すのが画角です。画角が広いほど何かあったときに映像を捉えやすくなります。画角は水平方向と垂直方向がありますが、水平画角は最低でも110度、できれば120度くらいあると安心です。最近ではほぼ180度に近い画角で撮れるものも増えています。 ・解像度/画素数 どれだけ鮮明に録画できるかを表すのが画素数です。画質が悪くて映っているものを正確に確認できないと、万が一の際に困る可能性も大。鮮明に記録できるほど値段は高くなりますが、画質にはこだわってフルHDに対応する200万画素以上のものを選びたいところです。

ドライブレコーダー、注目の機能

現在、ドライブレコーダーにはさまざまな機能が付いています。その中でとくに注目の機能を紹介します。機能が増えるほど値段も高くなり、全部付いたものは5万円以上するものも。どれが必要か考えて選びましょう。

<絶対欲しい!>前後撮影

▲AUKEY/DR02D/価格:1万3999円(税込) 運転中のトラブルは前方だけで起こるとは限りません。2つのカメラで前後の映像を撮影するタイプなら、後方からの追突やあおり運転の映像も記録することができます。 ●あおり運転対策をしたい人におすすめ

<絶対欲しい!>HDR機能/WDR機能

▲パイオニア/VREC-DZ500-C/実勢価格:1万7000円 昼間だけでなく夜間でも鮮明な映像を記録できる機能。トンネルに入った時、逆光時でも白飛びや黒潰れを補正してくれます。 ●昼夜問わず鮮明な画像を残せるので絶対に欲しい機能

<絶対欲しい!>LED信号機対応

▲オウルテック/OWL-DR801G-2C/価格:2万5704円(税込) 普及が進んでいるLED式の信号機はエリアの交流電気の周波数の関係で1秒間の間に高速で点滅しています。その点滅の速度とカメラの1秒間に撮影できるコマ数がシンクロすると、信号機が真っ暗に映ってしまうことがあります。何かあった際に信号が赤だったか青だったかは問題解決の重要な物証になります。最近はLEDの信号機が映らない現象を防ぐ機能を備えたものが増えています。 ●LED信号が増えている昨今ではマストな機能! 60ヘルツ/50ヘルツ両方に対応しているものをチョイスしましょう

<絶対欲しい!>GPS機能

▲ワントップ/TPE0007DR/2万4800円(税別) ドライブレコーダーにGPS機能を組み合わせ、映像と一緒に位置情報も記録します。アプリケーション上で映像と地図情報を連携させられるので、万が一の際に、映像の信ぴょう性を高めることができます。 ●万が一の際、映像の証拠能力を高めたい人に

<あると便利!>360度撮影

全天球型のカメラを使用して水平垂直360度の撮影を可能にしたタイプ。前後を360度カメラで撮影するタイプなら、後方から近づく車が自車を追い越している様子、そして車内の様子なども記録できます。 ●横からの衝突や車内の映像も残しておきたい人に

<あると便利!>駐車監視機能

走行中以外に、駐車中の当て逃げやいたずら、車上荒らしの様子なども記録できる機能を備えたモデルも増えています。 ●車から離れたときも万が一に備えたい人に

<あると便利!>手動録画機能

ドライブレコーダーは始動時から自動で録画を開始し、古くなった映像を随時消去しています。手動録画機能がついたものは任意のタイミングで録画を開始/終了できます。そして手動録画した映像は自動で消えることがありません。手動録画機能はイベント記録とも呼ばれます。 ●事故等の記録以外に風景等も録画したい人に

ドライブレコーダー機能がついたカーナビアプリも登場

このようにドライブレコーダーはさまざまなタイプがありますが、実際に買うとなるとお金もかかるし、取り付けなどもめんどうですよね。 そんなあなたは、ドライブレコーダーを買う前にスマホのアプリで利便性を試してみる、というのも選択肢。 最近では、スマホのドライブレコーダーアプリも数多く登場しています。「au助手席ナビ」は、ドライブレコーダー機能を搭載したカーナビアプリです。 このアプリは目的地を設定してルート案内してくれるカーナビ機能以外にも、録画したい分数を設定して録画開始すると、自動で設定した時間分の映像を録画しスマホ内に保存します。 ほかにも運転診断を行い、安全運転をすると特典がもらえたりもするお得なアプリですよ。 「au助手席ナビ」のドライブレコーダー機能は有料会員向けの機能ですが、au自動車ほけんに加入すると無料で使えます。 au助手席ナビ https://www.au.com/mobile/service/josyuseki-navi/

【まとめ】 ドライブレコーダーでリスク対策

事故などがあった場合、ドライブレコーダーの映像が証拠として採用される(証拠能力がある)かどうかは裁判所の判断にゆだねられることになります。この場合、映像が鮮明で、撮影された場所が特定されたものほど証拠能力は高くなると言われています。 また、裁判まではいかなくても警察を呼んだときに状況が説明しやすくなる、事故の当事者の意見が食い違うときに記録した映像が客観的な判断材料になるというメリットもあります。 さらにドライブレコーダーがついている車は“当たり屋”の対象になりづらいということもあるようです。 ドライブレコーダーを導入するか悩んでいる人はまずはアプリで試してみたうえで、自分のニーズに合ったものを選ぶことも検討してみましょう。