新たな家族としてミニチュアダックスフンドを迎え入れる時に一番大変なのは、 吠えないようにしつけることです。 吠えないようにしつけておかないと近所にも迷惑になりますし、散歩中のトラブルにもなってしまいます。 小型犬だから吠えても怖くないかもしれませんが鳴き声はかなりの騒音です。 近所の人の迷惑にならないようにしつけはしっかりしましょう。

ミニチュアダックスフンドの魅力

好奇心がいっぱいで、狩り目的ではなくともニオイを追跡したり、ほかの動物やオモチャにじゃれ合ったりすることを好みます。うれしいことがあると全身で感情をアピールするので、見ているほうもしあわせにしてくれる愛らしい犬です。

好奇心のかたまりのような性格ですが、飼い主が大好きなので家でゆったりと過ごすことを好む子も多いようです。小さな子どもがいれば遊び相手にもなってくれる賢い子です。

家の中で飼える小型犬の中でも人気の高い犬種です。 足が短く歩く姿は他の犬にはないかわいさがありとても魅力的で、おもちゃで遊んでいる姿を見ているだけでも癒やされます。 足が短く胴体が長いため関節の病気になりやすいです。適度にケアしてあげましょう。

なぜミニチュアダックスフンドは吠え癖がつきやすいのか?

ミニチュアダックスフンドは、思考能力の高い、頭のいい犬種です。
そのために、自己主張が強く、ときとして頑固なところがあります。

もともと狩猟犬だったため、吠え癖がつきやすい犬種です。

獲物(ミニチュアダックスフンドは主にウサギ)に吠えかかって、
巣穴から追い出していたというルーツがあるため、吠えやすいのは
仕方がないのです。
子犬の頃から、小さい子供からお年寄り、男性、女性など、様々な人に
慣れさせておくことが良いでしょう。

ミニチュアダックスフンドは幼い時期に色々な年代の人と触れさせ、恐怖心をなくしておくことで来客した人に吠えることを軽減することができます。 お散歩するときには人とすれ違うような道を選ぶといいでしょう。 ただし人にかみついたりしないように飼い主さんが注意をしておくことが大切になります。 インターホンやサイレンが鳴ると吠える場合には音を録音し、この音が流れた状態でも吠えないときに、おやつをあげることを繰り返します。ごく小さな音から開始し、徐々に本当の音量に近づけ、この音が流れても怖くないことを覚えさせましょう。

ミニチュアダックスフンドが吠える状況と対処方法

1:他の犬や人 車などに吠える

吠えた瞬間に「イケナイ」と目を見つめて叱ります、それで収まった時は、すぐに褒める。これを繰り返します。
鳴き声が「ワンワン!」から「グフッ!グフッ!」のように変わってくると解り始めている証拠。
吠える前におやつのにおいを嗅がせて気をそらせ、通り過ぎたらよく褒めて、おやつをあげるという方法もあります。そのうちに、吠える必要がない事を犬が気づき、吠えなくなります。

怒るときに大きな声を出すと犬もびっくりして一瞬吠えるのを止めます、 そのあと目をじっと見て吠えるのを止めたらオーバーなぐらいに褒めてあげるといいでしょう。 褒めるときにおやつをあげると、より早く吠えることを止めるようになります。 犬も生きていて感情がありますので怒るときには手をあげたりしないようにしましょう。 叩かれると、噛んだり、より吠えるようになったりと悪化する可能性もあります。 1回怒っただけでは覚えませんので、吠えるたびに叱ると褒めるを繰り返し根気よくつづけましょう。

2:ケージや外に出ることを要求する場合

犬は遊びたくてケージの外に出してほしいと要求吠えすることがあります。 鳴き声がうるさいためにケージを開けて吠えるのをやめさせようとする飼い主がいますが、 犬は吠えればケージの外に出してくれると勘違いしてしまい、要求吠えがエスカレートしてしまいます。 吠えるのを止めさせるには吠えているときは無視をすることが一番です。 吠えるのを止めたらケージを開けておやつをあげ、吠えなければ自分にとっていいことがあると思わせることでだんだん吠えなくなります。 無視するのはつらいかもしれませんがしつけなので我慢しましょう。

便利なアイテムも発売されている

最近では無駄吠えをなくすためのしつけアイテムが続々発売されています。 超音波でしつけをするアイテムや、微量の電気でしつけをするアイテムなど種類は増え続けています。 犬のストレスにならないようなアイテムを選び、しつけをより楽に行えるようにすると飼い主の負担も軽減することができます。 アイテムも安価なものから高価なものまであり、小型犬用・中型犬用・大型犬用と選べるものもあります。 ペットを飼うのが初めての方はこういうアイテムを活用することも考えてみるといいでしょう。