道路交通法の改正でイヤホンが禁止に?

2015年6月1日から改正された道路交通法が施行され、
自転車に対する警察の取り締まりが以前より厳しくなりました。
これは自転車と歩行者の接触事故の増加を受けてのもので、
特に大きく変わったのは「14歳以上の人が、14類型の『危険行為』で3年間に2回摘発されると、
3時間の有料講習が義務づけられる」というもの。
この講習は5,700円の受講料が必要で、これを無視すると5万円以下の罰金となります。

そして14類型の『危険行為』にイヤホンの使用が含まれている!ということが話題になり、
イヤホンは禁止になった、いやイヤホンそのものは禁止ではないといった、
様々な情報が駆け巡ることになりました。

イヤホン・ヘッドホンの使用は改正道路交通法でいうところの、
「14番目の危険行為⇒安全運転義務違反」にあたると考えられています。
この安全運転義務違反には、スマホの操作をしながらの運転や傘さし運転も含まれます。
ただし、イヤホンについて具体的に触れている法令は、
各都道府県ごとに定める道路交通規則で文章の表現が自治体ごとに微妙に違うため、
安全運転に必要な音や声が聞こえない状況がアウトなのか、
イヤホンを使うこと自体がアウトなのか、分かり難いのが現状です。
イヤホン等の禁止(第10条第10号)

イヤホン,ヘッドホン等を使用して音楽を聞くなど,
警音器
緊急自動車のサイレン
警察官の指示
その他の安全な運転に必要な交通に関する音又は声
を聞くことができないような状態で車両を運転しないこと。(※ 車両には自転車も含まれます。)
 ただし,難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホン,ヘッドホン等を使用するときを除く。
 ※違反した場合には,5万円以下の罰金が科せられます
広島県の例。
「イヤホン等の禁止」というタイトルですが、
よく読むと【イヤホンを使う=違反】とは微妙に違っていることが分かります。
とはいえ次のトピックでも扱われますが、
実際に警察に問い合わせをしたという人たちの報告などをみていると、
違反切符(いわゆる赤切符の方)を切るまでいかなくても、
警察から呼び止められ、注意されて音量を確かめられ、イヤホンをしないよう指導されることがある、
という点では概ね警察の回答が一致しているようで、
どの自治体でもイヤホンの使用を良しとはしていないことが理解できます。

片耳イヤホンなら大丈夫はホント?

ヘッドホンはアウトだけど片耳のイヤホンならいいという噂があります。
警察は片耳にイヤホンを入れているからとか様々な理由が挙げられていますが、
この噂の有力な根拠とされるのは、
神奈川県警の「神奈川県道路交通法施行細則の一部改正について」のページで、
「片耳でのイヤホンの使用は、「安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態」とはならないため、違反とはなりません。」
という記載のようです。

ネットでもこの記載がいまだに使われていたりしますが、現在では、
「イヤホンやヘッドホンの使用形態や音の大小に関係なく、安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態であれば、違反となります。」
とはっきり書かれています。

東京都の警視庁もイヤホンについて片耳か両耳かは関係ない、という見解で、
片耳イヤホンなら大丈夫という訳ではなく、
警察に呼び止められ、イヤホンしないように注意されることを覚悟する必要があります。

自転車通勤での音楽を聞きたい人は多い

警視庁交通相談センターの担当者は「イヤホンがダメになったと誤解が広がり、
問い合わせ電話が殺到している。今までと何も変わりません」と困惑している。
この記事からも、イヤホンで音楽が聞けなくなることへの心配がいかに多いか。
つまり、イヤホンで音楽を聞きたいサイクリストがいかに多いか、ということが分かりますね。
イヤホンの使用は諦めても、
通勤中いつも音楽を聞いていた人は突然無音になると落ち着かなく感じるかもしれません。
心地よい音楽が快適な自転車通勤の要素の一つになっている人は、
イヤホン以外の方法で音楽を聞く方法を探す必要があります。
どんなアイテムが使えるのか見てみましょう。
景色があまり楽しめない通勤や
周回コースを練習してる時などは
好きな音楽を聞いていたいという人は
多いようです。

自転車通勤で音楽を聞くためのアイテム

運転に集中できる環境を整えて安全な自転車通勤を

骨伝導を使うタイプも小型タイプのスピーカーも、大音量にしてしまうと安全運転義務違反になってしまいます。
イヤホンじゃなければいいんでしょ、という訳ではないんですね。
またスピーカーは小さくても信号待ちなどでは、周りの人に聞いている音楽が分かってしまうものです。
人込みやたくさんの自転車が込み合って走る環境では音量に気を付けて、
人の気を散らさないようにも注意しましょう。