チワワは勇敢な怖がり屋さん
チワワの基本的な性格は、賢く勇敢で、愛情深く忠実。飼い主と豊かなコミュニケーションをはかれる愛玩犬です。明るくて人なつこく、好奇心旺盛なので、自分よりはるかに大きな相手とも十分に仲よくなれます。チワワは頭がいいため、適応性や柔軟性にも優れています。自我の強さから、プライドが高い一面もあります。
また小さな体に驚くほどのパワーをみなぎらせているのも、チワワの特徴です。非常に活発で俊敏。心身ともにタフなので、大型犬と一緒に散歩を楽しんだり、自分より大きな犬を従えてしまうチワワもいるほどです。
一方、チワワは賢い性格がゆえに、用心深さを兼ね備えています。ブルブルと震える気弱なチワワから、吠えることで自分を大きく見せたり果敢に立ち向かっていったりする大胆なチワワまでさまざまですが、総じて臆病な面があります。また飼い主への深い愛情から、強いやきもちを起こし、愛情や注目を受けるためにあれこれと画策するチワワも見られます。
チワワは勇敢で慎重かつ独占欲の高い性格なんですね。 これが悪いほうへ傾くと、飼い主のために自分を大きく見せる怖がり屋さんとなります。 無駄吠えは普段からのしつけが重要です。 まずは普段の生活から、主従関係をもう一度見直していきましょう。
まずは理想的な主従関係を築こう
無駄吠えしないしつけをする前に、チワワと主従関係を構築しなければいけません。 チワワに飼い主が上であることを自覚させないと、言うことを全く聞いてくれないからです。 では、どのように主従関係を築くのでしょうか? 答えは簡単です。 常に飼い主を優先させればいいのです。 たとえば、 ごはんは飼い主が先に食べる。 おやつや飼い主のごはんをおねだりしてもあげない。 散歩のときは飼い主が常に行き先を決める。 といったことです。 本来、群れで生活していた犬はリーダーに従う生き物です。 リーダーの言うことは絶対ですから、どんな犬もこの法則に従います。 可愛そうに思えるかもしれませんが、犬は強いリーダーに従っていたほうが安心するのです。
吠える原因を突き止めよう
ワンちゃんが吠える原因は大きく4つに分けることができます。
・縄張り、警戒のため
・飼い主の気を引くため
・食事や散歩を要求するため
・病気や怪我のため
ワンちゃんを観察していれば、何故吠えているのか?
その原因を見分けることができます。
それを取り除いてあげれば、簡単に無駄吠えを止めることができるのです
チワワは縄張り・警戒で吠えることが多いです。 元々警戒心が強く臆病な面もあるので、叱りつけると逆効果になることもあります。 なるべく褒めることで安心させてあげましょう。 また、飼い主の気を引く・食事や散歩を要求するケースでは、飼い主がきちんとリーダーシップをとる必要があります。 普段の生活から主導権が飼い主にあることを教えてあげましょう。
何事も基本が大切
「アイコンタクト⇒お座り⇒待て」、この三つの基本を徹底的に教えてあげましょう。 ごはん、おやつ、散歩、遊び、マッサージ、グルーミングなど、犬にとって嬉しいことをしてあげる前にトレーニングをするのです。 「アイコンタクト⇒お座り⇒待て」を普段の生活から習慣化させれば、主従関係も良好になります。 このトレーニングを日頃からしておけば、無駄吠えをしたときに、「お座り!」の一言で静かにしてもらえる可能性が高くなります。
無駄吠えしなかったら褒める
主従関係が築けていれば、褒めることで無駄吠えをやめさせやすくなります。 基本的には無駄吠えしなかったら褒めるだけでいいです。 もちろん、叱る方法もありますが、チワワはプライドが高く臆病でもあります。 良好な主従関係が壊れる恐れもあるので、使わないほうが無難です。 褒めるタイミングは、無駄吠えが収まった時です。 なるべく5秒以内に行いましょう。 このとき、おやつなど好物を与えると効果的です。 これを繰り返すことで、吠えなければ褒めてもらえる!と学習してくれます。
サプライズを利用して無駄吠えをやめさせる
サプライズとは脅かし行為、天罰のようなものです。 犬の気を散らすことで無駄吠えをなくします。 犬が吠えたら、空き缶やコインなど、犬が気にする音を立てて気をそらします。 驚いて無駄吠えをやめたら、先ほどの要領ですぐに褒めてあげましょう。 あくまでも天罰なので、飼い主さんの仕業だと犬にバレないように行ってください。