ポメラニアンはおトイレ上手?
犬のトイレトレーニングは犬種によって若干進歩に差があります。 中でもポメラニアンは理解が早い方です。
ポメラニアンの特性
ポメラニアンのしつけは比較的簡単です。
元々頭の良い犬種なので飼い主の言う事を理解しようと努力してくれます。
性格も甘えん坊な為、しつけをクリアして褒めてもらう事を知れば、もっと褒めて貰いたくてしつけをこなそうとします。
ポメラ二アンのしつけで一番大切な事は、ご褒美を与えて、思い切り褒めてあげる事です。
褒めて楽しくしつければ自ずと良い子に成長して行きます。
特性を利用してトイレトレーニング
上記のようにポメラニアンはしつけを行いやすくトイレトレーニングの理解が早い犬種です。 特性を利用することでより理解が早まると期待出来ます。
まずはトイレを用意しましょう
ポメラニアンのトイレは室内で飼われていることが多いことから室内用の利用が大半です。 市販のものが便利ですが手作りも可能です。 ポイントは排泄をする場所とわかることです。 例えばお部屋の一角に新聞紙を敷いてその上にビニールを敷き、一番上に厚手のタオルか薄いタオルを何層にも重ねるなどです。 そして汚れたら洗います。 タオルの代わりに市販の使い捨てのシーツを使うと便利です。 他にも犬用のトイレは色々販売されているので犬にとって使いやすそうなものを選んであげます。 はじめのうちは訓練用トイレとして、用意したトイレのまわりをサークルで囲みます。
訓練開始
トイレトレーニングはまずは訓練用トイレで慣れることから始めます。 犬が催している様子を見かけたら訓練用トイレの場所に連れて行きます。 また、既に他の場所で用を足してしまった時も同様です。 そしてその場所に連れて行ったらトイレと声を掛けてこの場所で用を足すことを学ばせます。 先に犬の糞尿を置くなどして、臭いをつけておくのも望ましいです。 その方法を繰り返すことで次第に自らその場所で用を足すようになります。
注意点
トイレトレーニングを始めたら恐怖心を与えてはいけません。 ですので他の場所で用を足しても怒らないようにしましょう。 その場合はすぐに犬を他の部屋へ連れていき、汚れた場所を掃除して、消臭スプレーも必ずかけます。 匂いが残っていると、その場所をトイレと間違い再び用を足してしまいます。 また、掃除をしている間に犬が近くにいる状況をつくると、用を足すと飼い主が来て構ってくれると思い込んでしまう可能性があります。 そのため、犬に掃除の様子を見られないように他の部屋へ連れていくようにしましょう。 トレーニングが上手く出来た場合は愛情を持って褒めることを繰り返します。
囲いを外す
訓練用トイレで自ら進んで用を足せるようになったら囲いを外します。 その後も囲いを利用するようであればそのままでも構いませんが、外出時のトイレコントロールも身につけるのであればこの段階で囲いを外した方がスムーズです。 そして囲いを外した状態でもこの場所で用を足せるようにします。 その際も用を足している様子を見掛けたらトイレと声を掛けるようにします。
トレーニングが上手く行かない場合
トレーニングが上手く行かない場合は獣医さんへのご相談や犬の学校などで学ばせる方法などがあります。 上手く行かなくても怒らず個々の犬のペースに合わせることが大切です。 排泄に関わる臓器や神経は心理面に大きく影響します。 そのトレーニングの際の心理状態は後々まで排泄の際残る恐れがあります。 ですのでトイレトレーニングはなるべく楽しめるよう行ってあげましょう。 そして決して怒らず上手く出来たら愛情を持って褒めることを繰り返します。 そうした繰り返しがポメラニアンのトレーニングに適っています。 褒められると喜んでまた褒められようとするポメラニアンの特性を理解して、上手くトレーニングが進むようリードしてあげましょう。 たとえ他のポメラニアンより時間がかかっても温かく接することが大切です。