回数制限なしのペット保険 そのメリットと確認ポイント

1.ペット保険の回数制限とは?

ペット保険には「年間の支払回数」や「1日の支払金額」に上限があるものと、そうでないものがあります。

回数制限がある保険では、例えば「診察は年間20回、手術は2回まで」と決められている場合、これを超えた分は補償されなくなります。このタイプの保険に加入している方は常に「残り契約日数」と「使用回数」を計算する必要があります。

一方、「回数制限なし」は年間いくらまで、と支払限度額が設定されており、その範囲内であれば何回通っても保険金は支払われます。また、回数制限のない保険の中には1日あたりの支払額にも制限がないものがあり、年間の上限金額さえ気を付ければ非常に使いやすい保険といえるでしょう。

2.回数制限なしの保険のメリット

回数制限なしの保険には様々なメリットがあります。

メリット①.病気の早期発見に役立つ

回数制限のある保険では気軽に保険を使用できないかも知れません。

1,000円の診察も10,000円の診察も同じ1回にカウントされるのであれば、重症の時のために取っておきたいと考える方が多いのも無理ありません。

回数制限がなければ、このような不安は無くなるかも知れません。ちょっと体調が気になる時にも受診するようになり、病気の早期発見につながる可能性があります。

メリット②.高齢のペットも安心

慢性疾患や重度の傷病になりやすい高齢のペットは、早期発見が大切です。少しでも不安があれば、すぐに病院に連れて行きたいのが心情でしょう。

そんな時、回数制限がない保険なら、高齢ペットの度重なる通院や入院にも対応できます。

メリット③.治療が長引いてもOK

巨大食道症や糖尿病といった重度の病気を抱えた場合、治療は長期間にわたります。ちょっとした処置や投薬の度に使用回数が減る保険では、安心して治療を継続できないかも知れません。

回数制限のない保険であれば、安心して治療に専念できます。

3.回数制限なしの保険の注意点

あらゆる状況に柔軟に対応できる回数制限なしの保険ですが、注意すべき点もあります。特に以下の点については加入前に必ず確認しておきましょう。

注意点①.保険料

回数制限なしの保険は利便性が高いため、回数制限ありの保険に比べると保険料が高めに設定されていることもあります。

保険料が安い「回数制限あり」と、あらゆる状況に柔軟に対応できる「支払回数制限なし」、どちらにもメリットがあるため、ペットの年齢や健康状態、どのように保険を利用したいかなどを基準に、適した保険を選びましょう。

注意点②.免責金額

免責金額とは「自己負担額1万円」など、一定の金額が自己負担となることを言います。回数制限なしの保険の場合、保険の乱用を防ぐために免責金額を設定していることが少なくありません。

免責金額が設定されていると、軽い受診が多いペットの場合、医療費のほとんどが自己負担になるといった事態もあり得ます。

免責金額の設定額は保険会社によって異なりますので、加入前に必ず確認しましょう。

注意点③.支払限度額に注意

回数制限なしの保険で、最も重要なのが「年間支払限度額」です。

これは「補償は年間〇〇万円まで」と設定されている金額のことで、回数制限や1回あたりの支払い上限がなくとも、年間支払限度額に達してしまうとそれ以降は保険を利用することができません。

また、契約期間中に上限額まで使い切ると、その時点で補償がとまるだけでなく、保険会社によっては契約打ち切りや次回更新が不可になる可能性もあります。上限額と残額は常に確認し、十分に注意しましょう。

注意点④.補償の有無

ペット保険で補償される内容は保険会社やプランによって様々です。回数制限のない保険といっても、あくまでも「補償の範囲内で回数制限がない」にすぎません。

通院、入院、手術などの補償範囲や、ペットの犬種や猫種が罹りやすい病気がカバーされているかなど、回数制限の有無だけでなく、ペットに合った補償内容になっているか調べておきましょう。

4.回数制限なしは、あくまでも判断基準の1つ

「回数制限なし」というものは、保険の判断基準の1つにすぎません。ペット保険を選ぶ基準は他にもたくさんあります。

保険料、補償割合、補償範囲、支払限度額、免責金額などの他、ペットの年齢や過去の病気など自身の生活やペットに合った条件の保険を精査し、トータルで考えることが大切です。

5.まとめ

こまめな通院に備えたい場合や高齢のペットがいる家庭では回数制限なしの保険はとても便利で、病気の早期発見にも役立ちます。

しかし、保険料や支払限度額、免責金額など気を付けるべき点もあり、ペット保険は回数制限以外にも様々な特徴があります。

回数制限だけで選ばず、ペットの健康状態やどのようなリスクに備えたいかを踏まえて、ご家庭にぴったりの保険を探しましょう。