「動く宝石」と言われますが手がかかる犬です
ヨークシャーテリアは小さくても負けん気の強い性格の持ち主です。 とっても可愛らしい外見をしているのですが、その外見とは裏腹に最初はなかなか言うことを聞いてくれません! そのため、飼い主も飼い始めは、覚悟を決めてきちんとしつけを行わなければなりません!
ヨークシャーテリアの性格を簡単にまとめてみると ①警戒心がとても強い ②負けん気が強い ③とにかく元気よく動き回ってしつけをしていないと部屋の中を掻き乱す ④忍耐強い ⑤賢い ⑥愛情深い という性格です。
19世紀にはネズミ取りのために害獣狩猟犬として活躍しました。子供の頃は濃い毛色ですが、成長すると真っ直ぐで光沢のある絹のような毛並みになります。その美しさは『動く宝石』と謳われるほど。成犬になっても3㎏と小柄ですが、その体からは想像もできないくらい明るくとても活発な性格です。
ヨークシャーテリアは、名前の一部にもあるようにテリア種です。テリア種といえば、他の犬種にはない独特な気の強さ、頑固、警戒心が強くてとてもエネルギッシュでパワフルな犬種です。
もちろんヨークシャーテリアもこの性格に当てはまります。加えて活発で好奇心旺盛である為、トラブルを起こさないように飼い主さんが常に気にかけて接する必要があるでしょう。
その美しい被毛も魅力の一つではありますが、外見からは想像つかない破天荒っぷりが、ヨークシャーテリアの最大の魅力かもしれません。
しつけには手がかかりますが一生のパートナーにも!
もともとの犬種の性質から、ヨークシャーテリアはしつけに手がかかりそうで、飼うのが難しそうなイメージがありますが、最初にしっかりとしつけを行えば、賢く愛情深いという性質もあるため、一生の心のパートナーにもなります。
飼い主がリーダーである
ヨークシャーテリアは小さくて、外見も可愛らしいので、ついつい飼い主が甘やかしてしまったり、可愛がりすぎてしまったりすることもあります。 しかし、悪戯をしたり、噛みついたり、無駄に吠えたりしても、大目に見るなんてことをしていると、わがままな犬になってしまうので、注意が必要です。 子犬のうちから、きちんと厳格な態度をヨークシャーテリアに対してとる必要があります。 飼い始めの頃に甘やかしてしまうと、犬の方が立場が上だと思い、二度と言うことを聞かなくなってしまうこともあるので注意してくださいね。
トイレトレーニングは家に来た初日から行いましょう
用意するものは?
サークルやケージをまず用意しましょう。 排便、排尿の取り替えがしやすいように、 ペットシーツや新聞紙を底に敷いておきましょう。 寝床から離れた部屋の隅にサークルを置き、準備完了です。 犬はキレイ好きなため、必ず寝床とは離れた場所に置くようにします。 寝床と近いことが原因でトイレに失敗することもあるので、気を付けてください。
トイレスペースを認知出来るようになるまで大声で怒らず、根気強く繰り返す
犬の排泄のタイミングは寝起き、食事の後、遊んだ後です。 このタイミングに飼い主さんがトイレスペースまで連れて行ってあげましょう。 また、ソワソワしだす、床の匂いを嗅ぐといった行動が見受けられたら トイレサインですので、その場合もトイレスペースに連れて行きます。 そして、正しい場所で排泄ができた時は、なでるなどして褒めてあげましょう。 この行動を根気強く繰り返すことで、場所を覚えるようになります。 トイレスペースを覚えるまでは他の場所で排泄をしてしまうこともありますが、その場合は排泄の匂いが残らないようにすぐに掃除をしてください。匂いが残っていると、その場所をトイレスペースと勘違いしてしまうからです。 そして、他の場所で排泄をしても、大声で怒らないでください。排泄をしたこと自体がいけないことだと思い込み、排泄を我慢するようになる可能性があるからです。 完全にトイレスペースを覚えたら、サークルやケージをはずします。
トイレのしつけは早いヨークシャテリア(ヨーキー)で1週間、遅いヨークシャテリア(ヨーキー)で2〜3ヶ月ほどかかりますが、焦らずにしつけていきましょう。