ペット保険の見直しと変更時の注意点

1.ペット保険を見直すタイミング

ペット保険の切り替えは、更新のタイミングがおすすめです。

基本的に1年契約になっているため毎年更新通知が届きますが、ペットの健康状態やライフスタイルの変化によって見直しを行いたい場合は、この時に実施すると比較的スムーズに進められます。

ただし、保険会社によって保険プランの変更方法は異なります。 各保険会社の契約内容やQ&Aページ、カスタマーセンターなどで詳細をよく確認し、下調べは更新前からしておきましょう。

2.ペット保険を見直すときの注意点

ペット保険を見直すときに気をつけたい点は、「待機期間の発生」と「告知の有無」です。

この2つのポイントについて、それぞれ解説していきます。

注意点①.待機期間が発生することがある

既に加入しているペット保険のプランを変更するときでも、新規加入時と同じように待機期間が発生する場合があります。

待機期間とは保険の契約時に病気がないか確認するものであり、保険会社ごとに一定の期間が定められています。

そのため、待機期間中に何らかの傷病を患った場合、その病気は補償対象外となる可能性があり、保険の見直しはペットの健康状態が良いときに余裕をもって検討することが大切です。

注意点②.健康状態の告知が必要となることがある

保険プランの切り替えには、ペットの健康状態の告知が改めて必要になる場合があります。

各保険会社が定めている告知対象の傷病についての申告が一般的ですが、場合によっては健康診断を求められることもあります。

告知義務や通知義務を怠ると保険契約そのものが解除となる可能性があり、今後しっかりとサポートを受けるためにも、正しく申告しておくことが必要です。

重要事項説明書や約款(やっかん)などに、きちんと目を通しておくことが必要です。

3.プラン変更や新規加入が難しいケース

ペット保険を見直す際、状況によってはプラン変更が難しいケースもあります。

ここでは、代表的な2つの例をご紹介します。

ケース①.加入不可の病気に罹患しているケース

ペット保険では基本的に、傷病の完治から数カ月が経過していれば健康体として扱われます。しかし、各保険会社が定める特定の疾病に罹患した場合は、完治後も新規加入不可、あるいは、その傷病に関連する医療費を補償対象外とする条件付きでの加入となります。

例えば、心疾患や糖尿病などは多くの保険会社が告知対象としており、特定の疾病にも含まれています。

保険に加入済みであれば、そうした疾病でも補償されることが一般的ですが、プラン変更や他社保険の加入を検討する際には、契約すらできない可能性があります。

保険契約を見直すときには、各保険会社が告知の対象としている病気をあらかじめチェックすることが大切です。

ケース②.新規契約可能年齢を超過しているケース

ほとんどのペット保険では、新規の加入に対して年齢制限があります。

8~12歳を加入の上限年齢としている保険が多く、ペットが13歳以上になると新規の保険加入は難しい場合があると理解しておきましょう。契約更新に年齢制限のない終身型の保険であっても、新規加入年齢に関しては同じように設定されている場合があります。

そのため、終身型ではない保険に加入している場合は、ペットの年齢に気を付けることが大切です。

更新年齢に上限がある保険のほとんどは、平均寿命よりも高い年齢を設定しているため、満期まで加入していると他の保険に加入することは困難になります。生涯ペット保険に加入したい場合は、新規契約可能年齢を迎える前に見直しを検討するといいでしょう。

4.他社保険への切り替えはしっかり比較検討する

ペット保険は保険会社によって、補償される病気やケガの詳細が異なり、付帯サービスや保険料の体系にも違いがあります。ペットの健康状態や年齢などを考慮しながら、時間をかけてしっかりと比較することが重要です。

例えば、傷病歴のあるペットであればその傷病がカバーされているか、長期治療になりやすい高齢ペットの補償範囲が適切かなど、具体的なリスクをイメージして検討しましょう。

また、近年のペットは長寿化傾向にありますので、高齢ペットでなくても前章でご紹介した新規加入と契約更新の年齢制限は大切なチェックポイントです。

ご家庭の状況とペットの将来を考えながら、どのような補償が適切か、じっくり比較して保険の切り替えを検討しましょう。

5.まとめ

大切なペットと長く暮らしていくためにはペット保険は欠かせないものであり、ペットの状況によっては見直す必要もあります。

ただ、ペット保険の見直しには待機期間の発生や新たな告知義務が伴うことがあるため、ペットの健康状態が良いときに余裕をもって行うことが大切です。

また、ペットの病歴や年齢によっては、プラン変更や新規加入ができない可能性があります。既往歴や年齢制限に注意して、保険の見直しはしっかり比較検討して行いましょう。