ペット保険の相談方法と選ぶ際の注意点

1.ペット保険の相談は誰にすればいいの?

人の保険であれば相談できる機会や場所も豊富ですが、ペット保険の相談先はあまり多くありません。

ペット保険について窓口で相談できる店舗もありますが、多くの方はネットのQ&AサイトやSNSなどで相談しているのではないでしょうか。

また、比較サイトや総合相談サイト、動物病院からの紹介もありますが、各所で取り扱う保険商品が少ないというデメリットもあり、相談したい方にとっては、まだまだ充実しているとは言い難い現状があります。

そのため、ペット保険は、基本となるポイントを学んで、ご家庭のライフスタイルやペットに最適なものを、ご自身で選ぶことが最も大切です。

2.ペット保険の選び方

ペット保険を選ぶときは、補償内容と保険料のバランスをよく考える必要があります。

以下の4つのポイントを確認すると、保険の仕組みと補償内容について正しく理解できます。

ポイント①.補償範囲

「補償範囲」とは、通院・入院・手術といった保険が必要になるシーンとその組み合わせを指します。

「通院+入院+手術」「入院+手術」「手術のみ」の3つのパターンからの選択が一般的であり、飼い主がどのようにペット保険で備えたいかによって、選択は変わります。

手厚い補償範囲を選べば保険料は上がりますが、気軽な通院から利用できるメリットがあり、シンプルな補償範囲を選んだ場合は、ある程度自費で備える必要がありますが、年間の保険料を抑えられます。

ペットの年齢や健康状態、ご家庭の経済状況に応じて、最適なものを選びましょう。

ポイント②.補償割合

「補償割合(保険金支払割合)」とは、医療費の何%を保険でまかなうか決定するものであり、補償割合が低ければ月々の保険料負担は軽くなる傾向にあります。

70%と50%に設定されていることが多く、70%を選択すると人間の健康保険と同じ3割自己負担となり、50%では医療費の半額が自己負担となります。

保険料に大きく影響する選択ですので、①の補償範囲と合わせて、最適なものを選ぶようにしましょう。ポイントは、生涯そのプランに入り続けると仮定して、保険料と想定される医療費を検討することです。

ポイント③.補償対象

「補償対象」とは、保険金が支払われる傷病の内容や処置などを指し、「骨折は補償対象内、予防接種は補償対象外です」というような使われ方をします。

すべての医療行為が補償対象となるわけではないため、重要事項説明書や約款(やっかん)の内容をよく確認して、不明な点は事前に確認しておきましょう。

ポイント④.支払限度額・支払回数

ペット保険では保険金の支払い額に上限があり、「支払限度額」と呼ばれています。

支払限度額には、「年間の支払限度額」と「1日あたりの支払限度額」の2種類があり、プランによって特徴が異なるので、契約時によく確認しましょう。

また、支払回数にも上限が決まっていることがあります。

例えば、年間100万円という支払限度額に加え、年間20回の支払回数が設定されている場合、半年で20回保険金の請求をし、合計金額が50万円だったとしても、その年は保険金を請求することはできません。

このように、支払回数とセットでプランに組まれることが多いので、ペットの健康状態や動物病院の受診頻度を考慮して選びましょう。

3.ペット保険を選ぶ際の注意点

次に、ペット保険を選ぶ際の2つの注意点について解説していきます。

注意点①.全ての医療行為が保険の対象になるわけではない

前の章で、ペット保険の補償対象は病気やケガの医療費だとご紹介しましたが、一般的に補償対象外とされている医療行為があります。

例えば、健康診断や予防接種のような予防処置、避妊・去勢手術、歯科治療、飼い主の重大な過失によって生じた怪我などです。

また、保険期間前に発生した傷病や、加入時に補償対象外に指定された傷病についても対象外となるため、保険金が支払われません。

各保険会社によって詳細は異なりますので、加入前に補償対象外について確認することが大切です。

注意点②.免責金額(自己負担額)を確認する

免責金額(自己負担額)の設定があると、補償対象となる病気やケガの医療費であっても、保険を利用できない場合があります。

たとえば、免責金額(自己負担額)が1万円の場合、1万円未満の医療費に対しては保険が適用されず、全額自己負担となります。

通院など、少額での保険利用を想定している場合は、免責金額(自己負担額)にも注目しましょう。

4.ペット保険に付帯している相談サービスとは?

本来の役割である医療費補償に加えて、ペット保険にはさまざまな付帯サービスがあります。

例えば、獣医師の24時間無料電話相談や、近くの動物病院が探せるアプリなど、ペットの健康を守るためのサービスが数多く提供されています。

かかりつけ動物病院の休診日や旅先など、いざというときに安心できるサービスが整えられていますので、ぜひ活用しましょう。

5.まとめ

ペット保険の選択に悩んだときは、ペット保険のポイントを押さえてご家庭のペットに最適なものを探すことが大切です。

ペット保険に求めている役割に合わせて、補償範囲・補償割合・補償対象・支払限度額のバランスが良いものを選び、無理のない保険料にしましょう。また、各保険の補償対象外、免責金額、付帯サービスにも注目することが重要です。