電話で気軽に相談できる「かかりつけ獣医師ダイヤル」、もう使ってみた?
お話を伺った方

「アニクリ24」院長 三宅亜希先生 犬&ネコの医療相談、予防医療、しつけアドバイスなど、ペットに関する気になることを専門の獣医師に電話相談できる「アニクリ24」の院長。日本大学生物資源科学部獣医学科卒業。

24時間365日、無料でペットの相談ができる

Woman stroking Labrador Retriever and using mobile phone

まずは、au損保の「かかりつけ獣医師ダイヤル」のサービスについてご紹介。 au損保のペット保険契約者なら、医療相談からしつけ、育て方の悩み事、ごはんに関する質問まで、ペットにまつわるさまざまな悩み事を電話一本で獣医師に相談できます。 保険の契約時に登録した電話番号からであれば、24時間365日、深夜でも休日でも、無料(通話料は利用者負担)でペットにかかわるいろいろな相談ができるというサービス。利用回数などの制限もありません。 利用者からの相談は多岐に渡ります。 「医療相談ですと、ワンちゃんの飼い主さんから多いのは下痢や便秘、おう吐など消化器系に関する相談。また、ネコちゃんですと、排尿など泌尿器系の疾患や症状に関する相談が多いですね。 また、目に見える症状としてフケが出る、痒がるなど皮膚トラブルについて、犬猫共通で多くご相談を受けます。 誤飲事故など緊急性の高いものは2割程度でしょうか。あとは、病気まではいかないけれど、ちょっと気になる症状、たとえば『いつもと同じフードなのに急に下痢してしまった』とか、『最近、トイレの回数が減っている感じがするけど大丈夫?』というようなご相談が多いかと思います」 クリニックに行くほどではなさそうだけれど、ちょっと気になる症状がある場合や、少し具合が悪そうだけれど急に仕事は休めないなど、言葉を話せない犬や猫と暮らしていると、そういった小さな心配事はよく発生すること。 そういったときに、いつでも電話1本で相談できる獣医師ダイヤルは、非常に心強いサービスです。 「特に、初めてペットを飼う方にとっては、ちょっとした症状がとても心配になってしまうことは多いのです。たとえばワンちゃんであれば、お腹が減っているときに胃液を吐いてしまうことがあるのですが、初めて犬を飼った方などはその様子にビックリしてしまうことも。理由をご説明して、少量のごはんを与えてみるようにすすめたりします。 一方で、犬が胃液を吐くことは知っているけれど念のため相談してこられる飼い主さんもいらっしゃいます。状況を伺うと、空腹性のものにしてはちょっと吐く頻度が高いので注意が必要なケースもあり、その場合は念のためかかりつけの動物病院で診察を受けるようアドバイスをしたりします」

かかりつけ医との良好な関係づくりをサポート

Mixed race veterinarian listening to Pomeranian dog's heartbeat

病気やその治療法に関して、いつもの動物病院以外の獣医師の意見も聞いてみたいという理由から、獣医師ダイヤルを利用する方も多いそうです。 「かかりつけの先生を信頼していないというわけではないけれど、うまく質問できなくてまだ疑問が残っている、というようなケースも多いんです。わざわざクリニックに電話するのも申し訳なくて遠慮してしまう、という方も。私たちが心がけているのは、かかりつけの先生とよりよい関係性を築けるようにサポートすること。『先生は、こういうことを仰りたかったんだと思いますよ』『こういったことを質問してみてはいかがですか?』というアドバイスをさせていただくことで、獣医師とのコミュニケーションがより深まるようになればと思います」

しつけや、ペットとの生活環境の整え方などのアドバイスも

Young man petting cat while talking on cell phone in domestic kitchen

「獣医師ダイヤル」と聞くと、病気の相談をするところと思ってしまいがちですが、しつけや困った行動、ペットと暮らすための生活アドバイスなど、さまざまな相談に応じてもらえます。 「ワンちゃんであれば、無駄吠えや甘噛みなどの問題行動、ネコちゃんであれば食いムラや、人間への馴らし方など、さまざまな相談があります。初めてペットを迎える場合、いろいろな悩みで育児ノイローゼのような状態になってしまう方も少なくありません。少しでも心配を取り除いてあげて、ペットとよりよい関係を築いていけるようお手伝いができればと思っています」 なかには、「うちの猫にクリスマスプレゼントをあげたいんだけれど、どんなものがいいかしら?」なんていう心温まる相談もあったそう。ペットを喜ばせたいというそんな相談にも、ペットの好みなどを聞いてアドバイスしたそうです。 最後に、三宅先生に、獣医師ダイヤルをどのように利用して欲しいか伺いました。 「人間の子育てダイヤルみたいなイメージで、ちょっと気になる行動があった、成長過程はどうなんだろう、とか気軽に相談してほしいと思います。通院している方であれば、不安をかかえたまま治療を進めるのではなく、不安を解消するひとつの方法として利用していただければと。飼い主とペット、双方が楽しく安心して暮らしていけるよう、お手伝いできればと思っています」 電話1本で相談にのってくれる「かかりつけ獣医師ダイヤル」。これからも悩める飼い主さんにとって、心強い味方になってくれそうです。